地底の声

天寧煌子の文章置き場(主に詩)

2019-03-06から1日間の記事一覧

終わりの始まり ―ドナ・ウィリアムズに贈る―

あなたを知ったときわたしと思ったあなたはわたし それからあなたの示したわたしを探しに旅立っていった遠くへ 遠くへ…… わたしがわたしになる大地を見つけたときわたしを知らないあなたに橋をかける明日がくるかもしれないと道を急いだ けわしく終わりのな…

記憶の塔

怒濤の保存が行く手をさえぎり執念の塔となってそびえ立った (日記四九冊) (素描三四冊) (生活二一冊) (会話一七冊) (研究八冊) 記憶×××冊オドロオドロシイグチャグチャのシドロモドロシイメチャクチャがわたしを救い出してと絡みついて覚え違いが…

修羅の祈り

わたくしは争いに明け暮れました十字架の重みにひしがれて遂にひらたい原生動物となり地べたを這いずっております見下ろすことのない一つの目は固定された視界で 局限された風景を眺めるしかございません灯台よ あなたはその明晰な眼光で空からわたくしのう…

手紙

こんなひとりごとをかいてるひまがあったらきみに つたえることばをさがさなければならないのにみつからないからばこにてをつっこんだままみつからないみつからない とてがみのうらにかいている (2018.1.29) --------------------------------------------…

野暮楽士

出馬遅れて詩学の徒学び舎なき身独善のイロハも知らぬ野暮楽士我流きわまる作詩法奇計無策の赤っ恥根源なるは苦悩なり読者方には恐れ入る癒しも喰わぬ排泄歌 (2018.9.19) ------------------------------------------------------------------------------…