地底の声

天寧煌子の文章置き場(主に詩)

詩について

普遍プレッシャーで詩が書けない

詩が書けないいぃぃぃぃーーーーッ 書けないのは、前の記事「ほんとうのこと」で書いた身元が割れるという理由と、 普遍プレッシャーです。 谷川俊太郎の ↓ のことばは、私の中で、仏教者・小池龍之介の口調を借りると 「詩は人類の宇宙的普遍を書くべきであ…

『踏まないで!』第11章 高木さんとの対話

※この原稿は、現在執筆中の手記『踏まないで!』の一部分です。 新ブログ ↓ にも投稿しました。 roots-amanekouko.hatenablog.jp 1 梅雨の季節真っ最中で、雨が降り続き、蒸し暑い空気が肌にまとわりついていた。二〇××年六月末日。毎月、石津宅で行われて…

野暮楽士

出馬遅れて詩学の徒学び舎なき身独善のイロハも知らぬ野暮楽士我流きわまる作詩法奇計無策の赤っ恥根源なるは苦悩なり読者方には恐れ入る癒しも喰わぬ排泄歌 (2018.9.19) ------------------------------------------------------------------------------…

ほんとうのこと

美しい夢や、幻想や、願望や、一瞬のイメージを書くことにあまり興味はない(自分の作品の中にはそういうものがなくはないが)。私にとって、それは絵筆の役割だ。 文章には、「本当のこと」を求める。真実を見たいし、書きたい。 私は脚色が苦手で、「本当…

花壇の物語

長く重苦しい冬の年月は透明な患いを吹雪にのせぽとりと吐息をこぼしました主は誰かに対して何かの意図をもって嘆息したのではないのですひとりでの出生でございました歓待のまろやかな呼び声拍手にちぎれる艶やかなリボンに騙されてはなりませぬ調和の中に…

詩日記:普遍の掌に爆発する特殊

2000年頃から、苦しくなると詩のような言葉を吐かずにはいられなかった。自分の詩がヘタクソであることは、5、6年前からよく知っていた。2015年に作品をブログにまとめたが、それはいかにも稚拙でヒステリックな叫びだった。2016年冬、「詩」といえるよう…

蟻の欠落

蟻は山の巨大を知った 蟻は体の小粒を知った 歌を歌えば歌うほど 歌は足りない 言葉を手繰れば手繰るほど 言葉は足りない 捻りなく ただありのままをかたどるだけが 蟻の仕事だった ときには己の住処さえ うっかり零してしまうこともあった 勢いばかりの野暮…

私の詩について

「汚れ役」 昼の憧れ 鈴のように歌い 喜びの音を 軽やかに鳴らす しかし絵筆は それ以上の仕事をしてはくれない わがことにあらずと そっぽをむく 夜の苦しさ 心の澱にうごめく闇を すくい取るのは きまって言葉の役目 絵筆の放棄した仕事を 拾っては投げつ…