声・まっくら森

天寧煌子の詩置き場

limit

溢れる刺激が手のひらを超え

容器の目盛を突き破る

一つ、二つ、三つ・・・

縦横無尽の熱気揺らぐ昼刻

 

満ち零れた信号

乱れる均衡に陰る鮮やかさ

手招きする惑乱に目を汚す

ひとつところに癒着する意識

固定する視線が高見の旗を狂わせる

混沌の渦に崩れた片膝を覆う

入り組んだ感情の交錯

無尽に奏でる危機の鐘

 

溢れる刺激が手のひらを超え

容器の目盛を突き破る

四つ、五つ、六つ・・・

縦横無尽の熱気揺らぐ昼刻

耳の下をひたひたと

無尽に奏でる危機の鐘

 

(2015.12.20)

『声・まっくら森』に収録