地底の声

世の中からズレてる人の書いたもの(詩・エッセイ・日記など)

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで(6) 詩:〈敵〉と〈味方〉

E氏と対決した。 偉そうなことをまくしたててしまったかもしれないが、懸命に意思表示した。 E氏の立場として、そういうふうにしか生きられなかった、と判明した。 和解した。誇りを感じた。 こうして私は、クリニックを辞めた。 〈敵〉と〈味方〉 ありのま…

詩:生の杣道

〈争いによって 生 を望む者もいれば 死 を望む者がいてもおかしくない この杣道は 通った人にしか わからない〉 岡本太郎の遺伝子 命かけてうたう artの革命家よ 宇宙に迸る あなたの息吹が わたしを覚醒させた けれども誘爆する魂よ、 もし パンドラの箱を…

〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで(5) ゾンビの影たちとの闘い

A氏に相談した。詳しくは書かないが、暴力について「あること」を言われ、胸が張り裂けるような思いをした。 衝突した。その人は、浅薄な解釈で、「あること」を言ったにすぎなかった、と判明した。和解した。 A氏にも、E氏にも、悪気はまったくなかった。 …

詩:異化の結実

異化には理由がある ひとりひとりに理由がある―― 何年前だったか、の 遠い昔 あれは違う、これは違うと、 会う人会う人に アナフィラキシーショック の電流を受けて 竦み上がっていた 違和感の看守が わたしを牢獄に 連れ戻し もう一歩も出られなくなった 会…

〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで(4) 『女ぎらい』の印象的な記述「権力のエロス化」と感想

【注意】 私が家の問題を書くと、刺激の強い記事になってしまい、申しわけありません。 気が弱っている時は、あまり読まないよう、注意してください。 1年前、攻撃を快楽にしているサディスティックな父、そしてE氏の「それはあなたのため」という言葉のお…

詩:沼

贔屓が グループに入っていたから みんなが好きになった けれども ひとりが異様にまばゆく みんなも 贔屓すらも 背景になり 搔き消された そのひとりだけが 目に 耳に 浮き出るように 飛び込んでくる どうやら墜ちてしまったらしい 意図するでもなく 手足は…