2018-04-21 詩:いびつの心臓 詩 かれがそむけた心臓を ときには頭上に掲げたく ときには握り潰したくもあり その拡声の臭気を前に きみもまた かぎつけられた愛憎の 煙を嗅いだ あわれなる きみがいびつの塊よ 両極揺れる街宣よ 自ら頼もしからぬ玉座よ この血をもはやかざすまい きみは心臓を その体内に戻し かたく糸で縫い合わせた かれの沈黙を遠ざけるために (2017.8.1) * 【ひとこと】 気に入らない気に入らない気に入らない。 コッソリ書き直すかもしれない。